EPSとは? 株初心者入門TOP

EPSは企業の成長性を示す指標です

  EPSは[Earnings Per Share]の略で日本語では「1株あたり利益」という意味です。 EPSは当期純利益(税引き後の利益)を総発行済株式数で割ったもので、1株当たりの純利益が 最終的にいくらになるのかを表した指標です。わかりやすく言うと企業が1株の金額に対して どれだけ稼いだか、利益を出したかと言うことです。

EPSは1株当たりの純利益なので、このEPSが大きいほど会社の価値も大きいといえます。 EPSが高い企業は投資した金額を効率よく回収できる経営上手の優良企業、EPSが低い企業は投資した資本の 回収率が低い経営下手な企業と判断できます。

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ROEの利用法

EPSを投資判断に利用する場合、EPSが高ければ割高、低ければ割安と判断できますが、現在のEPSを単体で 見るのではなく、数年間のEPSの推移、同業同種の企業との比較によって高いか低いかを判断します。

EPSの数年間の推移が200円、0円、100円と波のある企業や10円、10円、10円と低い水準で 留まっている企業より、100円、120円、140円と安定してEPSを増やしている企業が投資するに あって好ましい企業と言えるでしょう。

最後にEPSを投資判断に利用する場合、増資などによって総発行済株数が増えたときは、 企業の業績が好調であってもEPSを押し下げてしまうのでIR情報は見逃さないようにしましょう。