空売りの方法 株初心者入門TOP

空売り対象銘柄

  株価の下落局面でも利益を上げることのできる空売りですが、実際の注文手順を見ていきましょう。 まず、「空売り」はすべての銘柄で行うことはできません。空売りを行うことのできる銘柄は証券会社に よって様々で、大手の証券会社ほど多くの銘柄で空売りをすることができます。

空売りをできる銘柄は取引量、売買代金の大きい銘柄が対象になり、誰もが知っているような大手企業は 大抵空売りすることができます。空売りできる銘柄は東証1部で約80%と 多く、新興市場であるジャスダック、マザーズやヘラクレスには空売りのできる銘柄は少なくなっています。

仮に取引量の少ない銘柄で空売りすることができると、一部の投資家によって 簡単に株価を動かすことが可能となり市場の混乱を招くためです。

実際の空売りの手順

  それでは実際の注文方法ですが、イートレードを例にして説明します。
まず、

  1. ユーザーネームとログインパスワードを入力しログイン後に「取引」タブをクリックします。
  2. 次に「取引」の選択肢の中から、「信用新規売」を選択し、「銘柄コード」を入力。
  3. 「枚数」に空売りしたい株数を入力し、「指値」か「成り行き」かを入力チェック。
  4. 「期間」で注文を出す期間を選択し、「制度/一般信用」の選択肢を「制度(6ヶ月)」にチェックを入れる。
  5. 「一般信用取引ルールに同意する」にチェックを入れ、「取引パスワード」を入力。

以上で空売りの注文は終了です。

空売りの注文の後には取引を終了させるために反対売買である、「返済買」が必要です。 20万円で空売りをした銘柄が思惑通り10万円に値下がりして、利益を確定したい時に行います。 この、「返済買」は「取引」タブをクリックし、「信用返済・現引現渡」をクリックし、株数、指値か成り行きかを 選択し取引を終了させます。

空売りには期間が決まっていて投資家は6ヶ月以内にこの株を買い戻して差金決済するか、株券を渡して(現渡し) 取引を終了する必要があります。そして空売りは借りてきた株を売るわけですから、逆日歩という言わばレンタル料金が 発生するのでレンタル期間が長くなればレンタル料も当然高くなるので返し忘れに注意です。

この逆日歩は 固定された料金ではなく、市場の需要により変動しいくらになるかわかりません。最高500円以上の株で1株につき2円、 1日10銭きざみで3円まで上げられます。この逆日歩が高くなりぎると売り方の買戻しが膨らみ株価が上昇することもあります。

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