ポートフォリオとは? | 株初心者入門TOP |
ポートフォリオとは分割投資のことです
ポートフォリオ(portfolio)とは元々「紙バサミ」や「書類入れ」などの意味で保有する 証券や債券を紙バサミで留めたり、書類入れに入れたりしていたことから、保有者ごとの資産という意味です。
また、紙バサミでバラバラの書類をまとめるように、 バラバラの資産を一括して管理するという意味で「ポートフォリオ」という言葉が使われています。
「一括する」とは一つの金融商品にすべての資産を注ぎ込むのではなく、様々な資産をまとめて管理するという 意味です。
そして「ポートフォリオ」は投資のリスク回避と収益性のために資産を分散投資し、資産の運用を図るという意味でも使われます。
様々な資産を一括管理する利点とは?
様々な資産を一括管理する利点は分散投資です。分散投資とは資産を複数の金融商品、例えば銀行預金や債券・株などに 振り分けて運用することを言います。
分散投資をすることがなぜ安全な資産運用に繋がるかというと、仮に銀行預金の金利が下げられ予想した利回りが 得られなかったとしても、株の値上がり益で金利で引き下げられた分の資産の損失を補うことができるからです。
株における分散投資の利点
このポートフォリオ理論は株式の投資にも当てはまり、例えば1つの銘柄に全資産を投資した場合、 株価が上昇した時は大きな利益が得られますが、株価が急落した時は取り返しのつかない様な大きな 損失を負います。
このようなリスクを回避するために株に投資する時も数種類の銘柄に分けて投資することによって ある銘柄の値が下がっても、もう一方の銘柄の株価が上がればその損失をカバーすることができるのです。
株に投資する銘柄も自動車株と食品株のようにできるだけ互いに関連性の薄い銘柄に投資した方がより安全性が保てます。 なぜならば自動車関連株ばかりを買うような投資をすると急激な円高により、自動車関連メーカー全体の収益が悪化するようなことが あると持ち株すべてに損失が出てしまい分散投資をする意味がなくなるからです。
以上のように分散投資を行うためには多くの金融商品を一括管理する必要があるため ポートフォリオを作成し、保有する資産を適切に運用することが大切です。
▲ PAGE TOP