為替相場と株価の関係とは? 株初心者入門TOP

円高円安と株価の変動

  円高や円安の為替相場は株価の変動に大きく影響を与えます。単純化すると円安に傾くと輸出業者の 業績が良くなり、円高になると輸入業者の業績が良くなります。

円安の場合

  円安になると輸出企業の業績が好調になる理由は、円が安くなると米国の消費者は日本製の製品を割安で購入することができるようになり、 車や電化製品を輸出する企業の価格競争力が増し、企業の業績が好転します。逆に輸入業者は、円が安くなると 原材料の調達により多くの円が必要になるので業績は悪化します。

円高の場合

  円高になると輸入業者の業績が好調になる理由は、円が高くなると海外から購入する原材料や製品をより少ない円で 購入できるようになるために輸入業者の業績が好転します。逆に輸出業者は対外的に日本の製品が割高になるために 業績は悪化します。

実際の株価の変動

  理論的には上記のように、円安になると輸出業者が好調になり、輸入業者が不調、 円高になると輸入業者が好調になり、輸出業者が好調になりますが、実際には円高傾向になると 日本の代表的な企業であるトヨタやソニー等の輸出業者の影響が大きいために、株価全体が押し下げられ、 円安に傾くと株価は押し上げられる傾向があります。

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