売買の判断に重要な板とは? 株初心者入門TOP

板は売買の注文状況を表します

  株式の売買において現在の株価を示すチャートの分析も重要ですが、「」の情報も非常に重要です。 板とは各銘柄の売り買いの注文状況をリアルタイムで表示する機能のことを指します。 板情報は証券会社のログインページでもチェックできますが、ページをリロードし続けながら 取引するのは効率が悪いので、証券会社が提供する取引専用のツールを使います。

板は売買の注文状況を表します

  板 左の画像で示したように板は左側が売り注文の数量を表し、右側が買い注文の数量、真ん中が価格を表し売りと 買いが重なる付近が現在の株価になります。 ここから株の売買をするにあたって何が読み取れるかと言うと、ある価格で株を買おうとすると 現在の価格以上の値で「売り」の注文数がズラリと並び、「買い」の注文がほとんどないような状況ですと今の価格で株を買ってもこの先株価は 上がらないかもしれないという予想が立てられることから「今この値で買うことは控えよう」と判断することができます。

今度は売り板がほとんどなくスカスカで、買い数量が厚いと「今買えば売りも少なく株価が下がることもないので 値上がりするのでは?」という予想を立てることができます。

実戦ではこのように素直な値動きをすることは少ないですが、これが板を利用する基本的な使い方です。

見せ板に注意!

  見せ板とは買う気がないのに(または売る気がないのに)注文を出し、投資家を騙す手法です。 例えば、買う気ないのに買いを大量に入れることで投資家を安心させて株を買わせます。 その後に大量に入れた買い注文を引っ込めると、急に買い注文が少なくなった不安から 買った株を売りに出し株価は下落し更に安い値で株を買うことができるようになります。この時 空売りを仕掛けて価格を押し下げ、投資家の狼狽を狙い更なる売りを誘うような事もあるので注意です。

このような手法は豊富な資金を有する機関投資家と呼ばれる投資家が使うので、大量の売り買いが 短期に入った場合は見せ板なのかもしれないという可能性も考慮して取引の判断をしましょう。

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